ジャウマ・デ・コドーニュ 2009

長い歴史を誇るカバの創始者、コドーニュ

コドーニュは1551年創業、460年以上の歴史を持つ名門ワイナリーです。 1872年にコドーニュ一族のホセ・ラベントスが、フランスのシャンパーニュ地方で学んだ技術と醸造機器を持ち帰り、スペインの伝統品種を用い、初めてカバの製造に成功しました。 これがまさにカバが誕生した瞬間です。
また、かつてはカバの使用品種ではなかった国際品種のシャルドネやピノ・ノワールについても、同社がその品質と有効性を訴え続けたことで、スペインのワイン法が改定され、使用が認められるようになりました。
まさに『カバの歴史はコドーニュとともにある』といえます。
コドーニュの創業者の名前を冠した「ジャウマ・デ・コドーニュ」には、コドーニュのワイン造りのすべてが凝縮されています。

「Exceptional」とカテゴライズされた、特別な畑から生まれるカバ

・シャルドネ：「セグリア」エリアの特徴
カバのアぺレーションの中で最も大陸性気候の影響を受ける（雨量が非常に少なく、昼夜の温度差が極めて大きい）特別なエリア。カバのアロマと味わいに凝縮感をもたらします。

・ピノ・ノワール：「コンカ・デ・バルベラ」エリアの特徴
プラデス山脈の北側に所在する、カバのアぺレーションの中で最も冷涼なエリア。畑の所在地要因だけでなく、海風の影響も受けており、ブドウは栽培期間中涼しい環境におかれている。「リコレリャ（llicorella、粘板岩）」土壌が特徴的で、ミネラルあふれる個性ある味わいを生み出します。

・チャレッロ：「ペネデス」エリアの特徴
チャレッロが深く根をはるのに適した石灰土壌で、この品種ならではのエレガンス、長期熟成に適した凝縮感あるリッチな味わいを生み出します。気温のコントラストがはっきりしていて、日中の太陽によって果実が十分に熟し、夜の涼しさによって酸を保たれることで、骨格のしっかりしたワインが生まれます。

スペイン国王フェリペ�Y世の結婚式で採用されたカバ

ジャウマ・デ・コドーニュは、現スペイン国王（2014〜）のフェリペ�Y世の結婚式（2004年）でゲストにふるまわれたといわれています。

コドーニュ ジャウマ・デ・コドーニュ

それぞれの品種に適した最良の区画のブドウを使用して造りあげたカバです。コドーニュ社のワイン造りのポリシーである長期熟成を経ながらもフレッシュさと果実味を失わない味わいを体現しており、飲む人を感動させます。

品種

ピノ・ノワール、シャルドネ、チャレッロ

テイスティングコメント

やや赤銅色がかった淡いゴールドの色合い。凝縮感のある、ピーチ、レッドカラント、メロンなどを思わせる複雑なアロマの後に、口中で熟成由来のナッツ、トースト、ハチミツのニュアンスも感じとることができます。非常にきめの細かいクリーミーな泡が、フィニッシュまで感じられます。

料理との相性

ジャウマ・デ・コドーニュは世界の多くの著名なレストランで採用され、美食とのペアリングが楽しまれています。
シンプルに調理した魚やシーフード料理、鶏肉料理と合わせてください。

ワインメーカー ブルーノ・コロメール氏よりコメント

5-8℃まで冷やしてお楽しみください。氷と塩を入れたワインクーラーで数時間しっかり冷やして飲むことをお勧めします。冷蔵庫で急激に冷やすようなことは避けてください。
直立状態での保管が良いです。

おいしいスパークリングワインを造るには、良いブドウから

コドーニュの素晴らしいワインの味わいを支えている、自社畑の総面積は個人企業としてはヨーロッパ最大級の約3,000ha以上におよび、 ヨーロッパの中でも有数の規模を誇ります。契約栽培農家も何代にもわたりコドーニュにブドウを納めている一族の畑のブドウのみを調達し、徹底した技術指導も行われています。
コドーニュのワイン造りのポリシーである「おいしいスパークリングワインを造るには、良いブドウから」の実践により、コドーニュの確かな味わいを支えているのです。

品質が認められ、スペイン王室御用達メーカーに

コドーニュのカバを味わった当時の摂政、元王妃のマリア・クリスティーナは、その味わいにいたく感銘し、 コドーニュをスペイン王室御用達に任命します。 1897年に王室からの証明書を受け、コドーニュはカバとして初めての王室御用達メーカーとなりました。
このことから、コドーニュはラベルにスペイン王室の紋章を使用することが許されており、今でもスペイン王室の行事にはコドーニュが使われています。
現スペイン国王(2014〜)のフェリペ�Y世の結婚式(2004年)でも、ジャウマ・デ・コドーニュが採用されたといわれています。