アルス・コレクタ エル・トロス・ノウ 2009

2009年ヴィンテージは、生産本数わずか1200本。スペイン国外にはほとんど流通しておらず、アジアでこのワインが買えるのは現在日本だけ！今回、日本向けに12本を特別に入手することができました。DRINXのみの限定販売です！ラベルにはシリアルナンバーが記載されています。

スペインでは、昨年新たにカバの最上級規格「カバ・デ・パラヘ・カリフィカード(畑名表示のカバ)」が導入され、カバの統制委員会と政府による有識者を交えた精査・選考の結果、2017年にスペイン国内でわずか12か所の畑が選出され、コドーニュからは、最も多く3か所の畑が認定されました。この「エル・トロス・ノウ」は、そのうちの一つ、コドーニュによるピノ・ノワール品種から造られるカバの最高作品です。

「エル・トロス・ノウ」の畑について

畑の特長
ピノ・ノワールの畑。カバの生産地域の中で最も涼しいエリア。「リコレリャ(llicorella、粘版岩)」土壌が、ミネラル感をもたらします。この畑は北東に面した高度(555-565m)に位置しており、大陸性気候の影響を受け、ブドウは過度に日光にさらされることなく、ピノに最適なマイクロクライメットのもとで、リッチなニュアンスのワインが生み出されます。
・面積:1.63ha
・標高:555-565m
・土壌成分:ローム・砂 「リコレリャ(llicorella、粘版岩)」
・土壌組成:粒状
・クローン:Dijon 667
・植栽密度:2.178本/ha
・根の深さ:150cm
・植栽時期:2005年

2009年ヴィンテージ情報

コンカ・デ・バルベラ地域は、冬は雨が多く、春は適度に湿気があり、夏ははじめだけ穏やかで、7月末頃から非常に暑くなりました。
気温は急上昇しましたが、幸運にも、土が十分に水を蓄えており、良い状況で収穫を迎えることができました。
さらに、エル・トロス・ノウの恵まれた土壌、理想的な斜面、ブドウの樹の樹齢のおかげで、収穫されたピノ・ノワールはエレガントでフレッシュ、複雑さのある、長期熟成が期待できる品質のカバに仕上がりました。

創業1551年、18代続く家族経営の会社であり、世界で17番目に古い歴史を持つ造り手。また、1872年にカバを誕生させた、カバのパイオニアとして知られています。
1897年には王妃マリア・クリスティーナによって、カバのメーカーで初めてスペイン王室御用達に任命されました。
長い歴史を持ちながら、今なお進化をし続ける、本場スペインでNo.1のカバ・ワイナリーです。

※ IRI2016調べ

アルス・コレクタ エル・トロス・ノウ

品種

ピノ・ノワール100％

テイスティングコメント

ゴールドに輝く麦わら色。エレガントで繊細な泡。フルーティな香りが、さくらんぼやラズベリーを思わせる赤い果実、グリーンの香りと長く続きます。グラスでは、産地特性および長期熟成に由来した、ピンクペッパーのようなミネラル感あるスパイシーで繊細な香りが広がり、口に含むと赤い果実のパワフルでいきいきとした芳醇なアロマ、風味豊かな味わいが楽しめます。エレガントでクリーミーな泡とあふれる果実感、ミネラルを感じるフィニッシュの余韻が、スモーキーでウッディーなニュアンスとともに長く続きます。

料理との相性

シーフード料理全般。エビやホタテ、タラやアンコウなどを使用した料理、刺身や寿司、カルパッチョなどフレッシュな魚料理との相性が抜群です。軽くスモークした肉料理との相性も良いです。アペリティフとして、単独で飲むこともおすすめします。このカバが持つ味わいの奥深さを存分に味わっていただけることでしょう。

ワインメーカー ブルーノ・コロメール氏よりコメント

5-8度まで冷やしてお楽しみください。氷と塩と水を入れたワインクーラーで数時間しっかり冷やして飲むことをお勧めします。冷蔵庫で急激に冷やすようなことは避けてください。今すぐ飲んでも十分に美味しいですが、数年寝かして瓶内熟成を続けても複雑性が出て美味しく飲めるでしょう。