アルベール・ビショー ドメーヌ・デュ・パヴィヨン ポマール クロ・デ・ユルスリーヌ

毎年、どこの航空会社にどんなワインが選ばれるかは、ワイン専門家や愛好家の注目の的です。造り手にとっても、世界各国から集まった素晴らしいワインの中から、自分たちの造ったワインが選ばれ、さらに、実際に多くのお客様に愉しんでいただける機会に恵まれるのは、とても名誉なことです。
2018年、アルベール・ビショーは、今回お届けさせていただく「ドメーヌ・デュ・パヴィヨン ポマール クロ・デ・ユルスリーヌ」の他にも、「シャサーニュ・モンラッシェ・プルミエ・クリュ モルジョ」、「ヴィレ・クレッセ」の、何と3つのワインが選ばれるという栄誉にあずかることができました。

ドメーヌ・デュ・パヴィヨン:「クロ・デ・ユルスリーヌ」のブドウ畑に囲まれたドメーヌ(※)

「ドメーヌ・デュ・パヴィヨン」は、アルベール・ビショーが所有するドメーヌの一つです。コート・ド・ボーヌ産ワインの醸造・熟成を行い、800樽貯蔵可能なポマール最大級の地下セラーを所有していることでも知られています。
また、この美しいドメーヌは、今回ご紹介させていただく「クロ・デ・ユルスリーヌ」の畑に取り囲まれています。収穫されたブドウは、すぐ目の前の醸造所に運ばれ、ワインとなり地下セラーで熟成されます。ワイン造りにとって、最高に恵まれた環境です。

※ 区画、領地、領域を表すフランス語。ブドウ畑を所有し、栽培、醸造、熟成、瓶詰までを自分たちで行うブルゴーニュ地方の生産者のこと。

ボマール クロ・デ・ユルスリーヌ：モノポール(単独所有畑)から生まれる味わい

一つの畑を複数の生産者で所有されていることが多いブルゴーニュですが、一方で、「モノポール」と呼ばれる、一つの生産者により単独所有されてる数少ないブドウ畑も存在します。それらは、個人や一つの家族・会社により独占所有されているために、一般的に、その生産者のワイン哲学が如実に表れると言われます。
そして、「ポマール クロ・デ・ユルスリーヌ」もまた、そうした希少なモノポールの一つです。石垣で囲われた4haの畑のブドウからワイン造りが行われています。

アルベール・ビショー 社長
アルベリック・ビショー

「ドメーヌ・デュ・パヴィヨン ポマール クロ・デ・ユルスリーヌ」は、アルベール・ビショーを代表するワインの一つです。また、それだけに留まらず、クロ・デ・ユルスリーヌの畑に囲まれたドメーヌ・デュ・パヴィヨンに住んでいる私たち家族にとって、このワインは、とても身近な存在でもあります。私たちは、毎日この畑を見守りながら生活し、いよいよ収穫を迎えると、時間の許す限り子供たちも一緒になって作業を手伝います。もちろん、収穫されたブドウは、敷地内で醸造され、熟成されます。家族が集まる晩餐や、自宅でお客様をおもてなしする際には、しばしば、「クロ・デ・ユルスリーヌ」を抜栓し、目の前に広がる畑を見ながら楽しんでいます。

2016年、アルベール・ビショーは、ワイン・スペクテーター誌(WS誌)主催の「ニューヨーク・ワイン・エクスペリエンス(NYWE)2016」(※)に招待される機会に恵まれましたが、その際にも、この「クロ・デ・ユルスリーヌ」を私共の重要なワインの一つとして出品致しました。
アルベール・ビショーのワインが、DRINXを通じて多くの皆さまに愉しんでいただけるのを大変光栄に思います。この機会に「クロ・デ・ユルスリーヌ」をぜひお愉しみ下さい。

※ 世界最大の発行部数を誇り、ワイン市場に強い影響力を与えるアメリカのワイン専門誌『ワイン・スペクテイター』主催のワインイベント。世界から選ばれた250あまりのワイナリーが集結し、開催される。

アルベール・ビショー ドメーヌ・デュ・パヴィヨン
ポマール クロ・デ・ユルスリーヌ

「ドメーヌ・デュ・パヴィヨン」が単独所有する「クロ・デ・ユルスリーヌ」は、ポマールの南端に位置し、石垣で囲われた4haのブドウ畑です。「ポマール」は、隣接するボーヌと比べると、パワフルで男性的なワインで知られていますが、この畑はヴォルネイに近いことから、力強さだけでなくエレガンスも感じられるワインを生み出します。

【品種】
ピノ・ノワール100％

テイスティングコメント
深みのあるガーネットレッドの色合い。サクランボ、黒スグリ、イチジクを思わせる豊かな果実香が特徴で、熟成を重ねるとコーヒーやなめし革のような複雑な香りも楽しめます。口中は熟したタンニンが魅力のパワフルな味わいながら、フィニッシュはシルキーでエレガントな印象のワインです。

料理との相性
赤ワインを使った赤身肉の料理、ジビエ、ラム肉を使ったカレーなど。

6世代に渡る伝統と情熱、ワインのエレガンス。

1831年創立、“美食の都”ボーヌを本拠地に、6世代に渡り家族経営で優れた伝統を受け継いできた銘家です。現当主アルベリック・ビショー氏は『ブドウ(その土地の味)』・『人(ワイン造りに関わる人々)』・『自然環境(環境の永続性)』を尊重し、ブルゴーニュワインのエレガンスを最大限に表現することに努めています。

「世界一」をトリプル受賞！！！

アルベリック・ビショー氏の哲学、チーフワインメーカー アラン・セルヴォー氏の実力、同社のワインの品質の高さは、世界から評価されています。
年に一度最高のワイン生産者1社だけに贈られる権威ある賞『レッド・ワイン・メーカー・オブ・ザ・イヤー』を2004年と2017年に、『ホワイト・ワイン・メーカー・オブ・ザ・イヤー』を2011年に受賞。「世界一」と3度も認められた数少ない造り手です。

写真上:アルベリック・ビショー氏
写真下:アラン・セルヴォー氏