きいろい秋、見つけた。

2016.11.02

山々が黄色や赤に色づく季節、今月はシャトー・メルシャンのちょっと特別な“きいろ”をお届けします。日本ワインの個性を世界に向けてアピールする先駆けの一本となった『シャトー・メルシャン 甲州きいろ香』。中でも「上野園」というブドウ畑の甲州だけを使用して仕込まれた『シャトー・メルシャン 甲州きいろ香 キュヴェ・ウエノ』が11月のスペシャルセレクション。このワインについて語っていただくのは、ワイン造り一筋40年、日本ワインの生き字引ともいえる存在にして上野園のオーナーでもある上野昇さん。さぁ、幸せの黄色い鳥とともに、深まりゆく秋を満喫しましょう。

上野 昇 Noboru Ueno

1975年、三楽オーシャン(現メルシャン)入社から昨年までの40年間、常に最前線でワイン造り一筋に歩み続ける。勝沼ワイナリー(現シャトー・メルシャン)では工場長も務めた。「リュブリアーナ国際ワインコンクール」審査員、「山梨県ワイン酒造組合」会長を務めるなど、国境も企業の枠も超えてその人生をワイン造りに捧げてきた。自身がブドウを栽培する「上野園」のオーナーでもある。

上野さん登場の過去記事はこちら⇒マンスリー シャトー・メルシャン9月号

上野 昇

生涯現役、今も畑に立ち続ける男。上野昇さんのブドウ畑から。

1975(昭和50)年から40年以上の長きに亘り、シャトー・メルシャンでワイン造りに携わってきた上野昇さん。
その歴史は、まさに日本ワインの挑戦の軌跡といっても過言ではありません。
今でこそ、ワインの本場欧州からも注目されるようになった日本ワイン。その世界への先駆けともなった『シャトー・メルシャン 甲州きいろ香』が初めてリリースされたのは2005年。「甲州ブドウ」に独特の“柑橘の香り(きいろい香り)”があることが発見されたのはその2年前、2003年のことです。

そのとき丁度、勝沼ワイナリー工場長の職にあった上野さん。自身の畑「上野園」では、さまざまな栽培法がテストされていました。そしてそんな中から、特に鮮烈な香りを放つ甲州ブドウが見つかったのです。そのアロマ研究から、『甲州きいろ香』は生まれました。
その意味で上野園はまさに『甲州きいろ香』発祥の地。山梨市東にある上野園を訪ねて、当時のお話しを伺いました。

笛吹川の特別な土壌に恵まれた上野園。

私の家は山梨でも古い家系で、私で上野家16代目。ここ山梨でも500年くらい続く家です。古くから農園を営んでいて、戦前は桑、昭和30年代は桃、昭和40年代からブドウ栽培を始めました。最初の頃は、生食用のデラウェアなどが中心でしたが、私がワインの仕事に就いたこともあり、30年ほど前に甲州ブドウに植え替えて現在に至っています。山梨の土壌は粘土質のところが多いのですが、その昔ここは川だった場所で、砂礫が非常に多く水はけが良いことから、ブドウ栽培に適した土壌に恵まれていました。今でもすぐ側を笛吹川が流れていますが、その影響で風の抜けも良く、川からの風がブドウの生育を後押ししてくれています。

そんな環境の要因もあって、私が勝沼ワイナリーの工場長時代、この畑ではワイン造りに適したブドウの栽培法について、さまざまな試行錯誤が重ねられていました。そんな中、通常より早摘みした甲州ブドウの中に、鮮烈な香りを放つものが見つかり、甲州のアロマについて研究してみようということになったのです。

ブドウ畑

山梨市東にある上野園

故富永博士のアロマ研究の陰にある、ブドウ農家の方々のご苦労。

甲州独特の香りの発見に多大な貢献をしてくださった、当時ボルドー大学に在籍されていた富永敬俊博士(2008年に急逝)のエピソードはあまりにも有名(幸せをはこぶ「きいろ」の物語をぜひともご参照ください→http://www.chateaumercian.com/stories/special/koshu_kiiroka2014)ですが、博士の偉業の陰にはブドウ農家の方々の大変なご苦労もありました。

今でこそ日本固有のブドウ品種として、ワインの世界でも人気急上昇中の甲州ですが、その歴史は極めて古く、1300年もの歴史があるといわれています。甲州を使ったワイン造りも明治時代から行われていたようですが、当時の甲州のワインはとても渋く、色も濃くて、甲州というブドウ品種はワイン造りには向いてないのではないかという説が一般的だったようです。それだけ甲州というブドウはクセも強く、栽培も難しい品種なのです。

ブドウ

シャトー・メルシャン 甲州きいろ香 キュヴェ・ウエノ

一房ずつ傘をかけて育て、早朝に手摘み。

甲州の特長に独特の赤紫色がありますが、夏の太陽の光を受けこの色が赤く色づき過ぎてしまうと、甲州独特の苦みが出てしまいます。ですので状態の良い甲州を育てるためには、夏の太陽の直射日光を遮るために、一房ずつ傘をかけなければなりません。

それともう一つ、ワイン用ブドウには“適熟”という考え方があります。食べるための果物はギリギリまで熟した状態、つまり“完熟”が最も美味しいといわれますが、ワイン用ブドウの場合は決して完熟がベストとは限りません。特に香りに特長のある甲州の場合、その香りがピークを迎えるタイミングを見計らって、一気に収穫することが求められます。そのピークのタイミングを“適熟”といい、少し早摘みすることによって、そのピークを刈り取ることができると考えられています。

甲州の場合、その香りのピークは1日24時間の中にもあります。昼間の太陽光で光合成を行い、夜間はぐっすり眠った後、早朝に香りが最も凝縮するピークを迎え、そのタイミングで収穫を行うことが極めて重要なのです。ですから農家の方々には、まだ日が昇る前から畑に出ていただき、一房ずつ丁寧に手摘みしていただくようお願いしています。デリケートな甲州の黄色い香りは、こうした農家の方々のご苦労にも支えられて花開いているのです。

特別な香り『シャトー・メルシャン 甲州きいろ香 キュヴェ・ウエノ』。

11月は“きいろい秋”に因んで、上野園の中でもとりわけ上質な区画のブドウだけで造った『シャトー・メルシャン 甲州きいろ香キュヴェ・ウエノ』を2013年、2014年の連続ヴィンテージを2本セットにして、ドリンクスのお客様だけにお届けします。

『キュヴェ・ウエノ』は、そもそも『甲州きいろ香』誕生10年目を記念して、故富永博士に感謝の念を捧げるために発売された特別限定品『シャトー・メルシャン 甲州きいろ香 en Hommage a Taka(アン・オマージュ・ア・タカ)』を造る際に、この上野園のキュヴェだけを使用したのがきっかけで生まれたもの。その意味ではまさに『甲州きいろ香』の原点ともいえるワインです。
小さな畑の、しかも限られた区画だけのブドウですので収穫量も少なく、生産本数も極めて少ない『キュヴェ・ウエノ』の連続ヴィンテージをセットでお届けできるのは、おそらく今回だけのこと。

2013年、2014年と、デリケートなきいろい香りの違いをぜひとも実感してみてください。また、ドリンクスで販売している『甲州きいろ香』との飲み比べもお薦めします。畑によってこんなにも香りが違うのか!という驚きの体験もできるものと思います。

まさに特別な『甲州きいろ香』ともいうべき『キュヴェ・ウエノ』。この機会に『甲州きいろ香』の香りの発見にご尽力くださった故富永博士と、博士が愛したという幸せをはこぶ鳥「きいろちゃん」、そしていつも丁寧に甲州ブドウを育ててくださっている農家の方々にも想いを馳せながらお召し上がりいただければ、栽培家として、またシャトー・メルシャンの一員としてこれに勝る幸せはありません。

ちょっと贅沢に、黄色い日本料理できいろ尽くし。

『シャトー・メルシャン 甲州きいろ香 キュヴェ・ウエノ』は、ブドウの質にこだわった特別なワインです。特別な日本ワインには、ちょっと贅沢な日本料理を合わせてみてはいかがでしょう? 折角なら黄色をテーマに“きいろ尽くし”の食卓を提案します。

まず、2013年の黄色い香りには「銀杏の茶碗蒸し」を合わせてみました。今が旬の銀杏を使った茶碗蒸し、だしがきいた黄色い卵に柚子をきかせれば、柑橘の香りの甲州とは相性がさらによくなると思います。

冬が寒かったことで、さらに香りの鮮烈な2014年の黄色い香りには「鯛のかぶら蒸し」を合わせてみました。鯛とかぶら蒸しにかけられたとろとろの餡と、『キュヴェ・ウエノ』ならではのふくよかな香りが、食欲をおおいにそそります。こちらも仕上げに柚子を添えると、より一層おいしくお召し上がりいただます。

寒い季節になると、鍋物をはじめどうしても温かい料理が恋しくなります。爽やかな黄色い香りとともに、そんな料理の旨みを引き立てるのが日本ワインの甲州です。この季節、さまざまな和食に旬の柚子やカボスが使われるように、柑橘の香り豊かな『シャトー・メルシャン 甲州きいろ香』と『シャトー・メルシャン 甲州きいろ香 キュヴェ・ウエノ』を、ぜひとも冬の食卓でお愉しみください。

銀杏の茶碗蒸し
鯛のかぶら蒸し

上野園の特別なブドウだけで造った『シャトー・メルシャン 甲州きいろ香 キュヴェ・ウエノ』

  • シャトー・メルシャン 甲州きいろ香 キュヴェ・ウエノ 2013

    シャトー・メルシャン 甲州きいろ香 キュヴェ・ウエノ 2013

    【産地】山梨県山梨市上野園
    【使用品種】甲州 100%
    【発酵】ステンレスタンク発酵
    【育成】ステンレスタンク育成
    【アルコール度数】12%
    【テイスティングノート】
    色は黄色。ライム、グレープフルーツ、カボス、すだちのような若干のピール感を伴う和柑橘の香りともに、伊予柑、みかんなどオレンジ色の果皮を持つ柑橘の香りも感じ取れます。
    無濾過処理によるしっかりとしたミネラル感と、リンゴ酸由来の豊かな酸味を感じられます。
    【マリアージュ】
    グリーンサラダ、白身魚のお刺身はもちろんのこと、筍とワカメのあっさり煮、揚げ出し豆腐、サザエの壷焼き、ハモや車エビなどうまみが感じられて奥行きのある味わいの料理と好相性です。

  • シャトー・メルシャン 甲州きいろ香 キュヴェ・ウエノ 2014

    シャトー・メルシャン 甲州きいろ香 キュヴェ・ウエノ 2013

    【産地】山梨県山梨市上野園
    【使用品種】甲州 100%
    【発酵】ステンレスタンク発酵
    【育成】ステンレスタンク育成
    【アルコール度数】11.5%
    【テイスティングノート】
    色は黄色。ライム、グレープフルーツ、カボス、すだちのようなピール感を伴う和柑橘の香りに加え、伊予柑、みかんなどオレンジ色の果皮を持つ柑橘の香りも感じ取れます。
    リンゴ酸由来の豊かな酸味としっかりとしたミネラル感も感じられます。
    【マリアージュ】
    白身魚のお刺身はもちろんのこと、うまみが感じられて奥行きのある味わいの料理、また、カボスなどの柑橘をかけていただく天婦羅料理とも非常によく合います。

藤野勝久 上野 昇 Noboru Ueno
1975年、三楽オーシャン(現メルシャン)入社から昨年までの40年間、常に最前線でワイン造り一筋に歩み続ける。勝沼ワイナリー(現シャトー・メルシャン)では工場長も務めた。「リュブリアーナ国際ワインコンクール」審査員、「山梨県ワイン酒造組合」会長を務めるなど、国境も企業の枠も超えてその人生をワイン造りに捧げてきた。自身がブドウを栽培する「上野園」のオーナーでもある。

生涯現役、今も畑に立ち続ける男。上野昇さんのブドウ畑から。

山梨市東にある上野園 1975(昭和50)年から40年以上の長きに亘り、シャトー・メルシャンでワイン造りに携わってきた上野昇さん。
その歴史は、まさに日本ワインの挑戦の軌跡といっても過言ではありません。
今でこそ、ワインの本場欧州からも注目されるようになった日本ワイン。その世界への先駆けともなった『シャトー・メルシャン 甲州きいろ香』が初めてリリースされたのは2005年。「甲州ブドウ」に独特の“柑橘の香り(きいろい香り)”があることが発見されたのはその2年前、2003年のことです。

そのとき丁度、勝沼ワイナリー工場長の職にあった上野さん。自身の畑「上野園」では、さまざまな栽培法がテストされていました。そしてそんな中から、特に鮮烈な香りを放つ甲州ブドウが見つかったのです。そのアロマ研究から、『甲州きいろ香』は生まれました。
その意味で上野園はまさに『甲州きいろ香』発祥の地。山梨市東にある上野園を訪ねて、当時のお話しを伺いました。

笛吹川の特別な土壌に恵まれた上野園。

私の家は山梨でも古い家系で、私で上野家16代目。ここ山梨でも500年くらい続く家です。古くから農園を営んでいて、戦前は桑、昭和30年代は桃、昭和40年代からブドウ栽培を始めました。最初の頃は、生食用のデラウェアなどが中心でしたが、私がワインの仕事に就いたこともあり、30年ほど前に甲州ブドウに植え替えて現在に至っています。山梨の土壌は粘土質のところが多いのですが、その昔ここは川だった場所で、砂礫が非常に多く水はけが良いことから、ブドウ栽培に適した土壌に恵まれていました。今でもすぐ側を笛吹川が流れていますが、その影響で風の抜けも良く、川からの風がブドウの生育を後押ししてくれています。

ブドウ畑

そんな環境の要因もあって、私が勝沼ワイナリーの工場長時代、この畑ではワイン造りに適したブドウの栽培法について、さまざまな試行錯誤が重ねられていました。そんな中、通常より早摘みした甲州ブドウの中に、鮮烈な香りを放つものが見つかり、甲州のアロマについて研究してみようということになったのです。

故富永博士のアロマ研究の陰にある、ブドウ農家の方々のご苦労。

甲州独特の香りの発見に多大な貢献をしてくださった、当時ボルドー大学に在籍されていた富永敬俊博士(2008年に急逝)のエピソードはあまりにも有名(幸せをはこぶ「きいろ」の物語をぜひともご参照ください→http://www.chateaumercian.com/stories/special/koshu_kiiroka2014)ですが、博士の偉業の陰にはブドウ農家の方々の大変なご苦労もありました。

今でこそ日本固有のブドウ品種として、ワインの世界でも人気急上昇中の甲州ですが、その歴史は極めて古く、1300年もの歴史があるといわれています。甲州を使ったワイン造りも明治時代から行われていたようですが、当時の甲州のワインはとても渋く、色も濃くて、甲州というブドウ品種はワイン造りには向いてないのではないかという説が一般的だったようです。それだけ甲州というブドウはクセも強く、栽培も難しい品種なのです。

一房ずつ傘をかけて育て、早朝に手摘み。

ブドウ 甲州の特長に独特の赤紫色がありますが、夏の太陽の光を受けこの色が赤く色づき過ぎてしまうと、甲州独特の苦みが出てしまいます。ですので状態の良い甲州を育てるためには、夏の太陽の直射日光を遮るために、一房ずつ傘をかけなければなりません。

それともう一つ、ワイン用ブドウには“適熟”という考え方があります。食べるための果物はギリギリまで熟した状態、つまり“完熟”が最も美味しいといわれますが、ワイン用ブドウの場合は決して完熟がベストとは限りません。特に香りに特長のある甲州の場合、その香りがピークを迎えるタイミングを見計らって、一気に収穫することが求められます。そのピークのタイミングを“適熟”といい、少し早摘みすることによって、そのピークを刈り取ることができると考えられています。

甲州の場合、その香りのピークは1日24時間の中にもあります。昼間の太陽光で光合成を行い、夜間はぐっすり眠った後、早朝に香りが最も凝縮するピークを迎え、そのタイミングで収穫を行うことが極めて重要なのです。ですから農家の方々には、まだ日が昇る前から畑に出ていただき、一房ずつ丁寧に手摘みしていただくようお願いしています。デリケートな甲州の黄色い香りは、こうした農家の方々のご苦労にも支えられて花開いているのです。

特別な香り『シャトー・メルシャン 甲州きいろ香 キュヴェ・ウエノ』。

シャトー・メルシャン 甲州きいろ香 キュヴェ・ウエノ 11月は“きいろい秋”に因んで、上野園の中でもとりわけ上質な区画のブドウだけで造った『シャトー・メルシャン 甲州きいろ香キュヴェ・ウエノ』を2013年、2014年の連続ヴィンテージを2本セットにして、ドリンクスのお客様だけにお届けします。

『キュヴェ・ウエノ』は、そもそも『甲州きいろ香』誕生10年目を記念して、故富永博士に感謝の念を捧げるために発売された特別限定品『シャトー・メルシャン 甲州きいろ香 en Hommage a Taka(アン・オマージュ・ア・タカ)』を造る際に、この上野園のキュヴェだけを使用したのがきっかけで生まれたもの。その意味ではまさに『甲州きいろ香』の原点ともいえるワインです。
小さな畑の、しかも限られた区画だけのブドウですので収穫量も少なく、生産本数も極めて少ない『キュヴェ・ウエノ』の連続ヴィンテージをセットでお届けできるのは、おそらく今回だけのこと。
2013年、2014年と、デリケートなきいろい香りの違いをぜひとも実感してみてください。また、ドリンクスで販売している『甲州きいろ香』との飲み比べもお薦めします。畑によってこんなにも香りが違うのか!という驚きの体験もできるものと思います。

まさに特別な『甲州きいろ香』ともいうべき『キュヴェ・ウエノ』。この機会に『甲州きいろ香』の香りの発見にご尽力くださった故富永博士と、博士が愛したという幸せをはこぶ鳥「きいろちゃん」、そしていつも丁寧に甲州ブドウを育ててくださっている農家の方々にも想いを馳せながらお召し上がりいただければ、栽培家として、またシャトー・メルシャンの一員としてこれに勝る幸せはありません。

ちょっと贅沢に、黄色い日本料理できいろ尽くし。

『シャトー・メルシャン 甲州きいろ香 キュヴェ・ウエノ』は、ブドウの質にこだわった特別なワインです。特別な日本ワインには、ちょっと贅沢な日本料理を合わせてみてはいかがでしょう? 折角なら黄色をテーマに“きいろ尽くし”の食卓を提案します。

まず、2013年の黄色い香りには「銀杏の茶碗蒸し」を合わせてみました。今が旬の銀杏を使った茶碗蒸し、だしがきいた黄色い卵に柚子をきかせれば、柑橘の香りの甲州とは相性がさらによくなると思います。

冬が寒かったことで、さらに香りの鮮烈な2014年の黄色い香りには「鯛のかぶら蒸し」を合わせてみました。鯛とかぶら蒸しにかけられたとろとろの餡と、『キュヴェ・ウエノ』ならではのふくよかな香りが、食欲をおおいにそそります。こちらも仕上げに柚子を添えると、より一層おいしくお召し上がりいただます。

寒い季節になると、鍋物をはじめどうしても温かい料理が恋しくなります。爽やかな黄色い香りとともに、そんな料理の旨みを引き立てるのが日本ワインの甲州です。この季節、さまざまな和食に旬の柚子やカボスが使われるように、柑橘の香り豊かな『シャトー・メルシャン 甲州きいろ香』と『シャトー・メルシャン 甲州きいろ香 キュヴェ・ウエノ』を、ぜひとも冬の食卓でお愉しみください。

銀杏の茶碗蒸し

鯛のかぶら蒸し

上野園の特別なブドウだけで造った『シャトー・メルシャン 甲州きいろ香 キュヴェ・ウエノ』

  • シャトー・メルシャン 甲州きいろ香 キュヴェ・ウエノ 2013

  • シャトー・メルシャン 甲州きいろ香 キュヴェ・ウエノ 2014

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