フランス王妃マリー・アントワネットに献上したシャンパーニュ
パイパー・エドシックはフローレンス=ルイ・エドシックが1785年に創業し、王妃マリーアントワネットに献上した歴史あるシャンパーニュ・メゾンのひとつです。偉大な女優マリリン・モンローを夢中にさせたパイパー・エドシックは、昔から映画界と深い関係をもっており、カンヌ国際映画祭をはじめ、数多くの国際映画祭をサポートしています。
パイパー・エドシックとは
宮廷を魅了したシャンパーニュ
パイパー・エドシックはフローレンス=ルイ・エドシックが1785年に創業した、歴史あるシャンパーニュ・メゾンのひとつです。
フローレンス=ルイは、「王妃にふさわしいシャンパーニュを(réussir une cuvée digne d’une reine)」という強い思いをもっていました。この言葉どおりに洗練を極めたエドシックのシャンパーニュは宮廷で人気を博すようになり、当時のフランス王妃マリー・アントワネットへ献上されました。
レッドカーペットとパイパー・エドシック
偉大な女優マリリン・モンローはパイパー・エドシックのシャンパーニュを愛し、「寝る時に身に着けるのはシャネルの5番。毎朝欠かさないのはパイパー・エドシック。私の目覚めの1杯よ。」という言葉を残しています。また、第87回〜93回(2015〜2021年)のアカデミー賞授賞式で振舞われる唯一のシャンパーニュとなっています。
1993年から2020年まで、カンヌ国際映画祭の公式サプライヤーを務めていたこともよく知られています。
写真:2021年アカデミー賞授賞式限定デザインボトル(日本未導入)
ワイン産地について
フランス、シャンパーニュ地方
〜フランスの上流社会を虜にした、言わずと知れた「シャンパーニュ」の産地〜
シャンパーニュ地方は、フランスのワイン産地で最も北にあり、ぶどう栽培の北限に近い場所に位置しています。冬と夏の気温差が大きく厳しい気候、石灰質の下層土壌と丘陵地、ユニークなテロワールによりそれぞれ異なった特長をもったクリュなど、他のワイン産地にない気候を活かして、他では造ることのできないワインを生み出しました。このシャンパーニュ地方でA.O.C.の規定を順守して造られるものだけが「シャンパーニュ」と名乗ることができます。
写真:ユニークなテロワールによりそれぞれ異なった特徴を持ったクリュ(畑)
ワインの特長
細かな泡ときらめく黄金色を生み出す貴重なバランス
パイパー・エドシックは、モンターニュ・ド・ランス地区からコート・デ・バール地区に至る広大なブドウ畑を所有しており、その中から厳選した100あまりの畑のブドウを使用します。ピノ・ノワールを中心に、シャルドネとムニエをブレンドし、リザーヴワインも10〜15%加えられています。
このリザーヴワインによりバランスが整い、フレッシュで上品な香りとフルーティな味わいをもつ、美しい黄金色のシャンパーニュに仕上がります。
ブレンディングの核はピノ・ノワール
ピノ・ノワールは、パイパー・エドシックの個性そのものです。このぶどうが持つ、ベリー類(ブルーベリー、黒スグリ、赤スグリなど…)や花梨、香ばしいパンなどの香りが、パイパー・エドシックのキュヴェの核となっています。洗練され、エレガントで緻密な味わいは、シャンパーニュに、骨格や力強さ、バランスの良さを与えています。2000年代初期に、ブドウの調達エリアを拡大する決断をしました。契約農家を増やし、バラエティ豊かなブドウを調達するために、これまであまり使われていなかったコート・デ・バール地区のピノ・ノワールに目を付けました。この大胆な選択は、新しいパイパー・エドシックの個性を形作ることとなりました。
また、すべての自社畑はHVE(High Environmental Value 環境価値重視認定)とVDE(Viticulture Durable en Champagne シャンパーニュ地方独自のサステナブル認証)のダブル認証を取得しています。
ユニークな取組や魅力
若くして実力派のシェフ・ド・カーヴ(最高醸造責任者)
「ワインメイキングとはテロワールを尊重し、ブドウ本来のポテンシャルを存分に表現すること」。前任者であるレジス・カミュとともにワイン造りやテイスティングに多くの時間を費やし、2018年9月にパイパー・エドシックのスタイルと高い専門性を受け継ぐシェフ・ド・カーヴとなりました。
栽培・醸造面にける技術的な専門知識、ハイエンドシャンパーニュ造りの実績、サステナブルなブドウ栽培への理解、世界各国でのワイン造りの経験など、メゾン パイパー・エドシックに必要なすべての資質を持ち合わせています。
2021年のインターナショナル・ワイン・チャレンジでは、最も優れたスパークリングワインの造り手に贈られるスパークリングワインメーカー・オブ・ザ・イヤーを受賞し、その実力は頭角を現しています。
※インターナショナル・ワイン・チャレンジ・・・1984年から、ロンドン(イギリス)で開催され、世界最大規模・最高権威に評価されるワイン・コンペティション。