商品の特長
シャトー・メルシャンでは、その土地の気候・風土・生産者によって育まれるブドウを素直に表現し、その土地ならではの日本ワインをつくっています。日本固有品種「甲州」で造られた2種類のワインをセットでお届けします。
1つは『甲州』の隠れた香りのポテンシャルを、ワインの香りの世界的権威であるボルドー大学デュブルデュー研究室とのプロジェクトにより引き出した、甲州ワインというジャンルにおいて全く新しいスタイルを生み出した「玉諸甲州きいろ香」。
1つは日本のワイン造りの基礎を作った高野正誠と土屋龍憲の子孫が代々受け継いできたブドウ畑の「高野園」と「土屋園」から採れる甲州を使って、それぞれの特徴が活きるようにブレンドし、さわやかな香り、柔らかな果実味と奥行きのある味わいの「岩崎甲州」。
どちらも甲州ブドウの魅力を100%引き出すことからはじまった、シャトー・メルシャン独自の製法によるワインです。同じ品種でありながら、テロワールやワイン造りの違いで生じる個性の違いを、是非ご堪能ください。
"香りの甲州"の評価を決定づけた『きいろ香』
『きいろの香り』そのユニークな名前からも想像できる通りこのワインは、甲州の中にソーヴィニヨン・ブランがもつ香りの要素と同じ、『柑橘の香り』が存在することを発見したことに端を発して生まれました。その新発見の陰に、ソーヴィニヨン・ブランの香りに関する世界トップレベルの日本人研究者、ボルドー第二大学醸造学部 故富永敬俊博士の尽力があったことは、よく知られています。
今では、極めて繊細でクリーンな甲州スタイルが、国内のワイン愛好家はもとより、海外の人からも“和を感じさせる”“エキゾチックな魅力”の日本ワインとして、高く評価されるまでに至っています。そして今「きいろ香」は、ブドウが栽培される産地での取り組みが進んでおり、適期収穫のあと、畑ごとに仕込み分けをするなど、丁寧なワインづくりが行われています。甲州を評価するとき、よく使われるフレーズ“香りの甲州”。10年以上の歳月をかけて、そのイメージを定着させたのが、この『きいろ香』なのです。
日本のワイン造りの基礎を作った二人の子孫が受け継ぐブドウ園の甲州で造った『岩崎甲州』
シャトー・メルシャンの源流である大日本山梨葡萄酒会社は、明治10年(1877年)、高野正誠と土屋龍憲をブドウ栽培とワイン醸造を学ばせるためフランスに派遣しました。日本のワイン造りの基礎を作った二人の生家は現在も山梨県甲州市勝沼町岩崎地区でブドウ栽培を行っており、子孫が代々受け継いできたブドウ畑の「高野園」と「土屋園」から採れる甲州を、それぞれの特徴が活きるようにブレンドしています。
「岩崎甲州」は古樽で育成することによって風味を加えているのも特色です。古樽で発酵すると、樽の木材由来のニュアンスも、さらに味わいも深くなり果実の味わいや香りが隠れてしまうのが一般的です。しかし、この岩崎甲州はブドウ由来のポリフェノールが高く、苦味もありますが、それらが樽で育成しても隠れすぎず、ちょうどいいバランスを保っています。
テイスティングコメント・料理との相性
テロワールやワイン造りの違いで生じる個性の違い
シャトー・メルシャン 玉諸甲州きいろ香 2018
品種
甲州
テイスティングコメント
輝きのあるライトイエロー。カボスやユズ、スダチといった和柑橘の香りやグレープフルーツ、ライムを想起させるさわやかな柑橘の香りが豊かに感じられる。心地よい酸とミネラル感が口中に広がり、ワインに残る発酵で生じた炭酸ガスが清涼感を一層引き立てている。
料理との相性
グリーンサラダ、白身魚の刺身、筍とワカメのあっさり煮、揚げ出し豆腐、サザエの壷焼き、ハモや車エビ。また、カボスなどの柑橘をかけていただく天ぷらなど。
シャトー・メルシャン 岩崎甲州 2019
品種
甲州
テイスティングコメント
輝きのある淡いレモンイエローの色合い。カボスやレモンなどの柑橘や、菩提樹などの白い花の香り、アーモンド、ナッツや焼いたトーストなどの樽由来の香りが調和する。豊かな酸を感じた後、豊かな果実味とミネラル感が口中に広がる。
料理との相性
キスやタラといった白身魚の天ぷら、鶏もも肉の炙りゆず胡椒仕立てなど
産地について
シャトー・メルシャン 玉諸甲州きいろ香 2018
山梨県甲府市玉諸地区
笛吹川の右岸に位置しています。また、甲府盆地の真ん中で標高が低く、山梨県内では生育が最も早い地域として知られています。
シャトー・メルシャン 岩崎甲州 2019
山梨県甲州市勝沼町岩崎地区
甲州市勝沼町の南部。畑の形状は、平坦地と傾斜地とに分かれ、主に砂利質・粘土質となります。ブドウの色づきが良くポリフェノールを多く含んだブドウが栽培されます。この地区の甲州ブドウを使ったワインは、骨太のしっかりとした味わいになります。岩崎地区には、1877年ワイン造りを学ぶためフランスへと旅立った青年、土屋龍憲と高野正誠の子孫が代々受け継いできた甲州の畑「土屋園」「高野園」があります。
主な評価・受賞歴
シャトー・メルシャン 玉諸甲州きいろ香
2017ヴィンテージ:2019年日本ワインコンクール 甲州 銀賞
2017ヴィンテージ:2019年インターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティション(IWSC)銀賞
シャトー・メルシャン 岩崎甲州
2017ヴィンテージ:2019年デカンター・ワールド・ワイン・アワード銀賞
2017ヴィンテージ:2019年インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)銀賞
2017ヴィンテージ:2019年インターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティション(IWSC)銀賞
2018ヴィンテージ:2019年日本ワインコンクール 甲州 銅賞
セット内容
シャトー・メルシャン 玉諸甲州きいろ香 2018(白・辛口)750ml×1本
シャトー・メルシャン 岩崎甲州 2019(白・辛口)750ml×1本
シャトー・メルシャン 玉諸甲州きいろ香 2018
産地:山梨県甲府市玉諸地区
カテゴリー:スティルワイン
タイプ:白・辛口
品種:甲州
アルコール度数:10.5%
土壌・畑:棚式栽培
醸造・育成:ステンレスタンクにて18〜20度で、約14日間発酵。ステンレスタンク育成約5カ月。
容量・容器:750ml・びん
シャトー・メルシャン 岩崎甲州 2019
産地:山梨県甲州市勝沼町岩崎地区
カテゴリー:スティルワイン
タイプ:白・辛口
品種:甲州
アルコール度数:11.5%
土壌・畑:棚式栽培
醸造・育成:オーク樽にて18~21度で、約14日間発酵、オーク樽(新樽4%)にて約6カ月間育成
容量・容器:750ml・びん
口コミ
爽やかで美味しい
男性 / 50代 / 東京都
甲州ワインはフルーティで柑橘香る爽やかなワインで、酸味もあり美味しく頂きました。日本のワインもここまで美味しくなったのかと感心しました。
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