ピエモンテ州最大級の自社畑を所有する名門ワイナリー
土地・品種・造り手の個性あふれるイタリアのワインの中でも、ピエモンテ州最大級の自社畑を所有する名門ワイナリーがベルサーノです。イタリアの代表的赤ワイン、バローロやバルバレスコで知られるピエモンテ州のランゲとモンフェラート地区の間に230ha以上の良質な畑を所有しており、自社畑を持つピエモンテのワイナリーの中でも最大級の規模を誇ります。
ベルサーノとは
ピエモンテ最大級の規模を誇るワイナリー
ベルサーノの歴史は、19世紀後半にピエモンテ州アスティ地区の中心に位置するニッツァ・モンフェラートから始まりました。イタリアの代表的赤ワイン、バローロやバルバレスコで知られるピエモンテ州のランゲとモンフェラート地区の間に230ha以上もの良質な畑を所有しており、これは自社畑を持つピエモンテのワイナリーの中でも最大級の規模を誇ります。ワイナリーの敷地内に併設された、400年前からのワイン資料を収集したワイン博物館も有名です。ワインの育成は大樽を主に使用し、味わいのアクセントとして小樽も使用しています。
写真:ワインの育成に使われる大樽と小樽
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オリジナルサイト
ワイン産地について
イタリア、ピエモンテ州 〜ブドウ畑とワイン文化が世界遺産に〜
イタリアには数多くの世界遺産がありますが、2014年に50番目の世界遺産として登録されたのが、ベルサーノの自社畑のある、ピエモンテ州のランゲ・ロエロ・モンフェラート地域に広がるブドウ畑の広がる風景です。この登録にはブドウ畑の美しい景観だけではなく、何世紀にもわたり続けられてきたブドウ栽培とワイン造りに関する技術的・経済的プロセスが包括されています。
写真:世界遺産に登録された、ブドウ畑の広がる風景
ワインの特長
良いワインは自前の良い畑から生まれる
ベルサーノでは、中興の祖ともいえるアルトゥーロ・ベルサーノ氏の 『良いワインを飲みたければ、自前で良い畑を持つことである』という信念が今も引き継がれています。
ブドウ栽培から一貫して行われるベルサーノのワイン造りは、 伝統的な製法を用いつつ、細心の注意を払いながら行われます。 ワインメーカーと栽培担当が情報を共有しながら、最適なタイミングでブドウを収穫。ワインの育成は主に大樽を使用し、味わいのアクセントとして一部小樽も使用します。
こうして生み出されるワインは、エレガントで口中で味わいが豊かに広がるのが特徴です。
ユニークな取組や魅力
イタリアワインジャーナリスト、宮嶋勲氏が語る”ベルサーノ"
〜アルプスの麓の産地が生む優美〜
ベルサーノのワインは上品かつ優美な味わいです。その背景にあるのは、ピエモンテ各地の所有する優れた自社畑とゆっくり時間をかけた古典的醸造です。人を驚かせる派手なワインではありませんが、飲めば飲むほどしみじみおいしいと思わせる魅力があります。見た目に惑わされず、本質を愛する人向きのワインです。食卓で時間をかけて愉しみたいワインです。
宮嶋 勲氏
ワインジャーナリスト。イタリアと日本でワインと食について執筆活動を行っている。イタリアでは2004年から「エスプレッソ・イタリア ワインガイド」の試飲スタッフ、2006年からはイタリアでもっとも定評のあるグルメガイド「ガンベロ・ロッソ・レストランガイド」の執筆に携わる。ワインセミナーの講師、講演を行う。