燻製、はじめてみませんか。
2017.05.18
お酒によく合う燻製。時間がある休日などに、自宅でも作ってみたいと思ったことはありませんか?自分で作ることができれば、好きな食材を燻製することができます。家族で集まる食卓の時に、好みの食材を燻製してみるのもおすすめです。さらに、自宅で燻製を作るのに、特別な道具は必要ありません。炒めたり煮たりなど様々な調理に対応できる鋳物ホーロー鍋を使えば、幅も取らず手軽に燻製することができます。
チップをカスタマイズして楽しむコツ
燻製作りには、香りをつけるスモークチップが欠かせませんが、食材の表面が乾燥していなければ上手く香りをつけることができません。そのため、水分を含む食材は調理する前にしっかりと脱水や乾燥をさせておきましょう。
スモークチップにはヒッコリー(左)、リンゴ(中)、サクラ(右)など、様々な種類が販売されていて、チップによって燻製の香りが変わります。さらにスモークチップと一緒にハーブや茶葉を入れて香り付けすることで、自分だけの燻製を試すこともできます。
フレーバーごとに作ってこだわりの香りを探したり、家族みんなで食べ比べをするのも楽しそうです。お酒のアテにもちょうどよい燻製作りなら、普段料理をしないようなお父さんも参加しやすいかもしれません。
使用するチップを決めたら、鍋の中にアルミホイルを器状にしたものを敷き、その中に好みのスモークチップとグラニュー糖を入れます。グラニュー糖は食材の色艶をよくする役目があり、ザラメなどでも同じ役目を果たします。
すぐに食べたいと思っても、生の食材を燻製した場合は、燻製したあとに寝かせたり、焼いてから食べる必要があるものもあります。
自分たちで作る燻製は食材を仕込んだり寝かせておく時間もかかりますが、手間をかけたぶんだけ食材の魅力が引き立ち、他では味わえないものになります。
楽しみひろがる、燻製の簡単アレンジ
燻製したたまごは、焼いたジャガイモとの相性が抜群。ベビーリーフとあえ、マヨネーズをかけてハーブを散らせば、食べ応えのある一品に。
燻製したチーズなども、カッティングボードの上にスライスしたパンと一緒に並べれば、手に取りやすく、シェアしたければその場でカットもでき、見た目にも華やかになります。
ゆったりとした家族の時間には芳醇な香りを添えて
燻製が完成したら、さっそく家族みんなでいただきましょう。
まな板などもテーブルに持ってきてしまえば、席を立たずに会話をしながら取り分けることができます。
燻製に合うお酒といえば、やはりウイスキー。
スモークチップで香りづけし素材の味が引き立つ燻製と、じっくり木の樽で熟成された芳醇な香りのウイスキーがあれば、豊かな時間を過ごすことができます。
ウイスキーの種類によっては煙で香りづけしながら熱で乾燥させたモルトを使用するものもあるため、”煙で香りづけ”という共通点のある燻製とウイスキーの相性の良さはお酒の中でも随一です。
父の日に何をしようかとまだ考えていないのであれば、燻製を一緒に作り、ウイスキーとともに楽しむというのも、またひとつの親孝行かもしれません。
手間をかけた時間だけ味わい深くなる燻製とウイスキーを、父や家族との団らんに加えてみてはいかがでしょうか。
取材協力
STAUB(ツヴィリング J.A. ヘンケルス ジャパン株式会社)