夏を愉しむ、5つのワインカクテル。これが私の｢夏ワイン｣。

スペイン風のレモンサワー｢冷凍レモンスパークリング｣

まずは、蒸し暑さを吹き飛ばす爽快な一杯からご紹介。冷凍したレモンにスパークリングワインを注いだ、スペイン風のレモンサワーです。

いつも飲んでいるレモンサワーも、スパークリングワインでつくるとグッと華やかに。レモンの酸味とみずみずしさを感じる、夏らしいカクテルに仕上がります。

適当な大きさにカットして冷凍したレモンを大胆にグラスに入れて、スパークリングワインを注ぎ、ミントとローズマリーを添えて仕上げます。
冷凍レモンを皮ごと削って入れれば、酸味とともにほどよい苦味も愉しめます。隠し味に塩をひとつまみ加えたり、グラスの縁に塩をつけたスノースタイルにしたりとアレンジもいろいろ。お気に入りの飲み方を見つけてみましょう。

弾ける炭酸と爽快なハーブの｢ワインモヒート｣

続いてご紹介するのは、辛口の白ワインを炭酸水で割ってハーブとライムを添えた、モヒートのワインバージョン。見た目もとても涼やかなカクテルです。

フランスやスペインをはじめヨーロッパのワイン産地では、ワインの炭酸割りは夏の定番スタイル。そこにもうひとアレンジして、さらに爽快な飲み口に仕上げました。

用意するのはたっぷりのミントとライム。白ワインと炭酸水を同量注いでつくります。さらにバジルの葉も加えることで、爽やかな味わいに奥行きが生まれます。澄みきった香りのグラスに鼻を近づければ、夏の暑さも忘れさせてくれるはず。

トロピカルな香り漂う｢ワインティー｣

昼下がりのティータイムに愉しみたい、白ワインを紅茶で割りオレンジを添えた、大人のアイスティー。ワイン、紅茶、オレンジ、それぞれの香りがふんわり漂う、トロピカルで上品な味わいを愉しみましょう。

紅茶を淹れてよく冷ましたら、白ワインとともにグラスに注ぎオレンジ果汁をひと搾り。白ワインと紅茶の割合は、まずは白ワイン1に対して紅茶2でお試しを。選ぶ紅茶は、ベルガモットが香るアールグレイがオススメ。同じ柑橘類だけあって、オレンジとの相性も申し分ありません。

甘すぎず爽やかに愉しめる｢スイカのサングリア｣

こちらは夏の風物詩スイカを使ったサングリア。スイカの鮮やかな赤、ロゼワインのサーモンピンクの色合いがかわいらしく、チューリップグラスがよく似合います。

サングリアは甘くて苦手という人もいるかと思いますが、こちらは砂糖を加えず、フルーツもあえてスイカのみ。甘すぎず、すっきり爽やかな果実味が愉しめます。

ピッチャーに注いだロゼワインに皮ごとカットしたスイカとミントの葉を浸けて、冷蔵庫でよく冷やします。
みんなで愉しめて見た目も華やか。ホームパーティーのウェルカムドリンクにぴったりです。

デザート感覚で愉しむ｢桃の白ワインスムージー｣

最後にご紹介するのは、夏に旬を迎える桃と白ワインのスムージー。
食後にデザートをいただく感覚でどうぞ。

適当な大きさにカットし冷凍した桃とライム果汁をミキサーにかけてグラスに注いだら、お好みの量の白ワインを加えて軽くステアするだけ。仕上げにミントの葉を添えれば、ライムの酸味がアクセントになった、甘く口当たりのいい白ワインスムージーの完成です。

みんなが集まる日は、マグナムボトルで飲み比べ

暑さを逆手にとって愉しむ、夏のワインカクテル。通常の倍の量(1.5l)が入ったマグナムボトルがあると、いろいろなアレンジが愉しめてみんなで集まるホームパーティーにもぴったりです。

今回使用したのは、夏にオススメの3本のワイン。こちらを最後にご紹介しましょう。

まずは、シャルドネを史上初めてカバに用いた｢アナ･デ･コドーニュ｣。クリーミーでなめらかな口当たりとともに、南国系のフルーツや柑橘類の香りなど、様々な要素がバランス良く広がるスパークリングワインです。

そして白ワインとロゼワイン。どちらもフランス最大のオーガニック&ビオディナミ(※)を実践するワイナリー｢ドメーヌ･カズ｣から。
｢カノン･デュ･マレシャル ブラン｣は、柑橘類、洋ナシを思わせる華やかな香りと酸のバランスが絶妙な白ワイン。｢カノン･デュ･マレシャル ロゼ｣は、柑橘類や洋ナシのほか、チェリーやストロベリーを思わせる繊細でいきいきとした果実香が特長の一本です。

※ ビオディナミとは…“究極のオーガニック農法”とも言われ、化学肥料や農薬を使用せず、月の動きなど自然界のリズムに沿ってワインづくりを行うこと。

軽やかに、涼やかに愉しむ｢夏ワイン｣

蒸し暑さも吹き飛ばす、とびきり爽やかな夏のワインカクテル。この夏は友人や家族と集まって、みんなでワイワイ盛り上がりながら、いつもの飲み方とは一味違ったワインスタイルを愉しんでみませんか?