週末は“おうち居酒屋”。絶品手づくりおつまみでビールがすすむ

2019.05.30

外でお酒を飲むのもいいけれど、誰にも気兼ねせずゆっくりできる家飲みもまた格別。そこで、今回は自宅にいながらにして居酒屋や横丁酒場の気分が味わえる、“おうち居酒屋”メニューをご紹介します。

もうすぐ父の日なので、お酒好きなお父さんにつくってあげるのも良いのではないでしょうか。居酒屋さながらの手づくりおつまみとビールを用意して食卓を囲めば、きっと喜んでくれるはず。いつものビールも今日はちょっと特別に、こだわりのクラフトビールで乾杯。日頃なかなか言えない感謝の気持ちを、“おうち居酒屋”で伝えてみませんか?

白味噌のコクと木の芽が香る「和風ポテトサラダ」

まずは定番のポテトサラダから。ポテトサラダをつくるとなると、どうしてもマヨネーズに頼っていつも同じ味になってしまいがちですが、目先を変えてこんな味付けはいかがでしょう。山椒の若葉である木の芽、白味噌、マヨネーズ、ツナ、みょうがと合わせた「和風ポテトサラダ」です。

マヨネーズと味噌の相性は言わずもがな。たけのこと合わせることの多い木の芽は、ジャガイモとも相性ぴったり。目に鮮やかな緑と爽やかな香りで季節を愉しみましょう。シャキシャキとしたみょうがの食感も、この一品のアクセントになってくれます。

<材料>(分量はすべてお好みで)

  • ジャガイモ
  • ツナ
  • みょうが
  • 木の芽
  • 白味噌
  • みりん
  • マヨネーズ

<作り方>

@木の芽をすり鉢で擦り、白味噌、みりん、マヨネーズを加えて和える。
※ 木の芽を大葉で代用してもおいしくいただけます。

A皮をむいて適当な大きさにカットしたジャガイモを茹でてボウルの中でつぶし、冷ましたところにツナ、刻んだみょうが、@を加えてざっくり混ぜ合わせる。
※ みょうがは食感を残すため輪切りがオススメです。

B器にAを盛り、仕上げに木の芽をのせて完成。

いつもの刺身にひと手間加えるだけの「ブリのりゅうきゅう」

旬の魚を使ったお造り(刺身)は居酒屋の華。いつもならスーパーで買ってきた刺身をそのままいただくところですが、“おうち居酒屋”のメニューとしてはもうひと工夫したい…。そこでご紹介したいのが「りゅうきゅう」です。

りゅうきゅうとは、アジ、ブリ、サバ、カンパチなど新鮮な青身魚の刺身を醤油だれに漬け込んで、すりごまやネギと和える大分県の郷土料理。刺身とは一味違うとろりとした食感が愉しめます。そのまま食べてよし、ご飯にのせてよし、お茶漬けにしてよしの一品。お酒の締めにもオススメです。

<材料>(分量はすべてお好みで)

  • ブリの柵
  • しょうが
  • 醤油
  • すりごま
  • あさつき
  • シソ
  • かぼす

<作り方>

@しょうがをすりおろし、醤油、すりごまとともにボウルに入れる。

Aブリの柵を好みのサイズにカットし、@に15分〜20分ほど漬ける。

B器にAを盛り付け、みじん切りにしたあさつき、シソ、かぼすを添えて完成。

じっくり煮込んだトロトロ食感を味わう「牛すじ大根」

少し時間がある日には、じっくり煮込むこんなおつまみを。やわらかくトロトロになった牛すじと、その旨味をたっぷり吸収したほろほろの大根が、しみじみおいしい一品です。
圧力鍋を使えば時間は短縮できますが、せっかくならばあえて普通のお鍋で、丁寧にコトコト煮込んだ奥深い味わいを愉しんでみましょう。

<材料>(分量はすべてお好みで)

  • 牛すじ
  • 大根
  • 長ネギ
  • しょうが
  • 醤油
  • みりん
  • お酒
  • サラダ油
  • 昆布
  • かつお節
  • 砂糖

<作り方>

@鍋に水と牛すじを入れて茹でアクをとる。

A牛すじをアクごとザルに上げ、流水にさらしながら牛すじについたアクや汚れを取り除く。

Bふたたび鍋に牛すじと水を入れ、しょうがと長ネギの青い部分を加えて茹でる。ぐつぐつし始めたら弱火にし、2時間煮込む。
※ アクが出たら丁寧に取り除きます。

CBの牛すじを取り出して食べやすい大きさにカットする。桂むきにした大根をいちょう切りにする。

D鍋にサラダ油をひき、Cを軽く炒める。

E昆布とかつお節で出汁をとり、Dの鍋に砂糖とともに加えて茹で、大根に火が通ったところで醤油、みりん、お酒を加え、好みの濃さになるまで煮込む。
※ 途中で一度冷ましてから再度火を入れると、より味が染み込みます。

F器によそい、白髪ねぎを飾り付けて完成。

好きなだけ厚切りにして贅沢に愉しむ「厚切りハムカツ」

大衆居酒屋でよく見かける、昔ながらの「ハムカツ」。おうちで愉しむなら思い切り贅沢に、ボロニアソーセージを使って好きな厚さでつくってみましょう。
カラッと衣をまとった、ジューシーなソーセージ。ビールとの相性はもちろん抜群です。

<材料>(分量はすべてお好みで)

  • ボロニアソーセージ
  • 小麦粉
  • サラダ油
  • パン粉

<作り方>

@ボロニアソーセージを好みの厚さにカットする。
※ ビアソーセージや、砕いたピスタチオが入ったモルタデラソーセージなどでもおいしくいただけます。
※ 肉厚の食感を愉しむには5センチほどがオススメです。

A小麦粉、卵、水をボウルに入れ泡立て器でふんわりと混ぜ合わせる。

B@をAに浸し、パン粉をまぶす。
※ 衣は薄目がオススメです。

C180度に予熱したサラダ油で揚げていく。衣がきつね色になったら取り出し、油を切って器に盛り完成。

おいしい酒場は自宅にあり

たまにはこんなふうに、いつもより少しだけ特別なおつまみをつくって、“おうち居酒屋”を愉しんでみませんか?
自宅で過ごすゆっくりできる時間。自分たちだけの自由な酒場として、大切な人と一緒に食卓を囲んでみてくださいね。