湯気と香りに「ほっ」とする。温めて愉しむ冬のウイスキー
2019.01.17
外に出るのも億劫になるほど、寒さが身にしみるこの季節。そんな冬の日には、ホットウイスキーはいかがですか?
今回は、おいしいお湯割りのつくり方に加え、“ちょい足し”のアレンジも合わせてご紹介します。
おいしい「お湯割りウイスキー」のつくり方
ウイスキーにとってとても重要な要素である“香り”。ウイスキーをお湯で割ると香りがよく立つので、香りを愉しみたいときにはお湯割りがオススメです。お湯が熱すぎると香り成分が飛んでしまうので、少し湯気が立つくらいの温度を意識するのがポイント。
ちょうど良い温度でつくれば、ウイスキーの甘い香り立ちとともに、適度に溶け出した油成分による甘味も感じられます。
ウイスキーを注ぐタイミングにもコツがあります。先にグラスにお湯を注ぎ入れてから、ウイスキーをお湯の中に足していくように注いでみてください。おいしい割合はお湯4に対してウイスキー1、と覚えておきましょう。
ホットウイスキーを存分に愉しむなら、蓋付きのホットワイン用グラスがオススメ。ウイスキーの良い香りを逃さず温かく保ってくれるので、洗練されたウイスキーの香り立ちをゆっくり愉しむことができますよ。
その日の気分で愉しむ、3つのホットウイスキー
基本のお湯割りのつくり方を押さえたところで、ここからはアレンジして愉しむ冬のホットウイスキーをご紹介します。
今回使用するのは「富士御殿場蒸溜所 ピュアモルトウイスキー(以下ピュアモルト)」。シロップやジャムを加えることで、お湯割りとはまた一味違うホットウイスキーの魅力に出会えますよ。
はじめは、ホットウイスキー × ジンジャーシロップです。
ジンジャーシロップ(大さじ2)を入れたグラスにお湯を注ぎ、「ピュアモルト」を30cc入れて、よくかき混ぜます。スライスしたレモンを入れてもよく合います。
続いて、ホットウイスキー × リンゴジャム。
こちらもリンゴジャム(大さじ2)を入れたグラスにお湯を注ぎ、「ピュアモルト」を30cc入れてかき混ぜます。お好みでシナモンスティックを添えてどうぞ。
最後にもうひとつ、ウイスキー × 紅茶はいかがでしょう。
紅茶(アールグレイがオススメ)をグラスに注ぎ「ピュアモルト」を30cc入れて、軽くかき混ぜます。お好みでハチミツを加えると、まろやかな甘さと香りがより一層引き立ちますよ。
時間を忘れてゆったり愉しむ、温かい香り
北風が吹く寒い休みの日や、ゆっくりできる平日の夜。いつもならばコーヒーや紅茶を飲みたくなるような場面に、手足の先までじんわり温まるホットウイスキーを取り入れてみませんか?
シンプルなお湯割りだけでなく、その日の気分に合わせて色々なアレンジを試して、お気に入りを見つけてみてください。寒い冬の日々も、きっと愉しく過ごせますよ。