週末をとことん“NYスタイル”で愉しみたい

2018.02.15

食、アート、音楽…多種多様な人々が行き交い、新しいトレンドが絶えず醸成される街ブルックリンは、NYカルチャーの発信地。この街の一角ウィリアムズバーグに、アメリカのクラフトビール業界に革命を起こしたと言われるブルワリーがあるのをご存知ですか?それが、「ブルックリン・ブルワリー(The Brooklyn Brewery)」です。今回は、このNY生まれのブルワリーのクラフトビールを存分に愉しむため、まずはその背景からご紹介します。大人の週末にぴったりのストーリーです。

米クラフトビール革命のパイオニア

19世紀末のブルックリン地区は、およそ50社近いブルワリーが存在する、アメリカでも有数のビール生産地でした。長年に渡り、移民、アーティスト、起業家などが多く集まるこのエリアにおいて、ビールはコミュニケーションの場には欠かせない存在だったことが伺い知れます。

ところが20世紀に入ると一転、原料であるホップの価格高騰や、法改正によるアルコール飲料の販売禁止などにより、ブルックリンからビールのともしびが消える危機的状況を迎えることに。そこで立ち上がったのが、ブルックリン・ブルワリーです。

研究を重ね、ホップ技術を駆使し、麦芽のみを使用したラガーを完成させました。ブルックリン・ブルワリーのコアアイテム「ブルックリンラガー(BROOKLYN LAGER)」はこうして誕生したのです。

アートシーンに“おいしいビール”は欠かせない

今でこそブルワリーと“食”や“アートシーン”とのコラボレーションは珍しくありませんが、こうした異業種とのコラボレーションもブルックリン・ブルワリーの真骨頂。

これまで世界16か国で、のべ900回以上のテイスティング会やディナー、パーティを開催したり、コラボレーションビールやビアカクテルを開発することで、世界中から注目されるブランドへと成長してきました。

また、一方でブルックリン・ブルワリーは、アート、音楽、さらには地域の活性化を支援し続けてきました。その活動のひとつとして注目されているのが、4年前にスタートした“BROOKLYN MASH”。世界中の都市を回りながら、ご当地グルメ、音楽、アートとビールを楽しむイベントで、参加者が一体となって現地の魅力を共有しています。

アートシーンにおいしいビールは欠かせない──。

独創的な手法だけでなくこのアイデンティティこそ、1988年の創設から今日まで、彼らが地元ブルックリンの人々と守り続け、共感しあうカルチャーそのものに他なりません。

本場の“クラフト感”を思う存分愉しむペアリング

そんなつくり手の想いが詰まったクラフトビールを自宅で存分に愉しむために、こんな過ごし方はいかがでしょうか。

「NYスタイルで、思う存分“クラフト”を愉しむ」。

最高のクラフトビールとともに、とことんNYスタイルにこだわる週末です。原料や製法にこだわりを持つ「ブルックリンラガー」に合わせる料理は、“NYスタイルの自家製ハンバーガー”。

せっかくですから、バンズだって自家製にこだわりたいところ。特別な道具がなくたって大丈夫。熱伝導に優れた鋳物ホーロー鍋を使って焼き上げれば、ふっくらと本格的な、それでいて家庭ならではの小ぶりのバンズが用意できますよ。

生地の発酵やバンズが焼けるのを待つ時間だって、もちろんNY流で。画集や写真集を開いてみたり、ブルックリンの息吹が聴こえてくるような、オルタナティヴで先鋭的な音楽とともに、心地よく時間が過ぎるのを楽しんでみては。

続いてキッチンで一杯。

味わい深く、爽やかでなめらかな口当たりは、琥珀色の「ブルックリンラガー」の象徴。麦芽の苦味とホップの華やかな香りが際立ち、フィニッシュにはカラメル麦芽の余韻が愉しめます。香りをより一層引き立たせるため、ビールの発酵・熟成工程で厳選したホップを入れる手法を用いているのです。

自分好みのNYスタイルを演出

王道のクラシックチーズバーガーは鉄板のおいしさですが、アレンジを変えてアボカドを挟んだり、サルサソースでアクセントを加えたりと、色々な味にトライできるのもこのサイズならではの楽しみ方。

しっかりとした味わいのソースにも、「ブルックリンラガー」の持ち味である、すっきりとした苦味とフローラルな香りがとても良く合いますよ。

さあ、改めて乾杯です。山盛りのポテトとピクルスを添えて、豪快にいきましょう!

まだまだ寒いこの時期、一日をたっぷり贅沢に使って、お気に入りの空間で、お気に入りの音楽とともに。とっておきの“家飲み”を愉しんでみませんか?

LE CREUSET

使うたびに新鮮、使い込むほどに愛着が増していくル・クルーゼ。それは1925年、北フランスの小さな村フレノワ・ル・グランで始まりました。以来、フランス伝統の丹念な製法を守りながら、常に革新的なアイデアをもとに、高品質な製品を作り続けています。
今世界70か国以上の食卓で、ル・クルーゼは世代を超えて愛されています。