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涼を愉しむ日本ワイン。
2017.07.06
間もなく夏本番、バカンスの予定はもうお決まりでしょうか?今月のマンスリー シャトー・メルシャンは、“涼を愉しむ日本ワイン”を特集します。お家の中でも、夏空の下でも、どこで飲んでも夏が似合う爽やかな白ワインをセレクション。甲州、ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、それぞれタイプの異なる3本のワインに、夏に美味しい冷製料理とのマリアージュをご提案。ニッポンの夏、ニッポンの白。繊細な味わいが魅力の日本ワインで、今年の夏をクールに愉しみましょう。
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そうめん、枝豆、冷や奴…四季のある日本の食卓には、夏の風物詩ともいえる料理がたくさんあります。季節の食材が豊かな日本の夏を思いきり愉しむなら、素材や料理に合わせてワインを選ぶ。そんな大人の夏グルメはいかがでしょうか。
例えば超シンプルなそうめんでさえ、日本には“薬味”という独特の食文化があります。しそ、生姜、茗荷、ごま、おかか、きざみ海苔等々、たった一杯のそうめんを味わうために、山のものから海のものまで、これだけ違った香りや風味の薬味が存在します。いま、世界中で日本料理が注目される所以が、実はこんなところにもあるのです。これにダシの“旨味(=UMAMI)”のバリエーションが加わると、そうめんだけでもその味わいは無限に広がります。
これだけ多彩な風味を、当たり前のことのように愉しむことができる日本人。旬の素材や料理には、繊細なニュアンスをもつ日本ワインを合わせなければもったいない! 特にさっぱりした味わいが好まれる夏の食卓の場合、デリケートな香りや味わいを特長とする日本ワインの個性が、ひときわ鮮やかに際立ちます。
という訳で、7月はシャトー・メルシャンのワインの中でも、ひときわ夏によく合う白ワインと、夏になれば無性に食べたくなる冷製料理のマリアージュをご提案します。ぜひとも今年の夏の食卓でお試しください。

まずは夏の食卓に、最も出現頻度の高いメニューの一つ“冷や奴”。お好みの薬味を添えて、淡白ながら大豆の旨みと栄養もたっぷり、夏バテ対策にも好ましいとされる日本が誇る伝統食。何より火を使わず、そのまま食卓に出せる簡単さも夏メニューのポイントです。
ワインで夏といえば、まず思い浮かぶのがスパークリングワイン。それもとびきり爽快でドライなタイプなら言うことなし! そこで、ここでは冷や奴のお供に、『日本のあわ 勝沼甲州』をお薦めします。そもそもスパークリングワインは、料理を選ばずどんなメニューにもよく合うことが特長とされていますが、ここでは敢えて日本の固有品種「甲州」でつくった「あわ」を選んでみました。
爽やかさの中にも、柑橘系の香りとほんのり心地よい苦みをもつ甲州、心地よい泡立ちと相まって、キリッと冴えた飲み口となり、冷や奴の爽やかさをより一層引き立てます。どんな薬味を合わせても、心地よい複雑味をもつ甲州の「あわ」なら相性抜群。日本の夏には欠かせない『日本のあわ 勝沼甲州』。パラパラっと塩をふった枝豆にもグッドです!

“秋なすは嫁に食わすな”とよく言われますが、焼きなすは毎日でも食べたくなる、日本の夏の風物詩。実はなすは夏野菜の代表的な存在、まさに7月頃から市場に出回るものが旬と言われています。
なすをそのまま焼いて、生姜や茗荷、青ねぎ、おかかなどを薬味に、醤油で食べる最もシンプルな“焼きなす”から、焼きなすを醤油やみりんを合わせたつけだれ(簡単にめんつゆで代用可)につけて味を含める“焼き浸し”、さらにはなすを素揚げして味を含める“揚げ浸し”など、同じなすでも愉しみ方は多彩です。冷めていく内に、なすの実や繊維にどんどん味が浸み込み、ワインでいう“凝縮味”のような豊かな味わいになるのが、焼きなすならではの大きな魅力。シンプルなのに実は結構奥深い、大人の味わいなのです。
そんな大人の味に合わせたいのが、『シャトー・メルシャン 安曇野シャルドネ 2015』。心地よい樽の香りが、香ばしい焼きなすにジャストミート。シャルドネ特有の爽やかな酸とミネラル感が、爽やかにして味がしっかり染み込んだ焼きなすと夏色のハーモニーを奏でます。『安曇野シャルドネ』同様、焼きなすもちょっと冷やして大人の粋をお愉しみください。

夏の食卓、最後に洋食の一皿、みんな大好きなパスタの中でも、特に人気の高い定番メニューが“冷製トマトのカッペリーニ”。イタリア語で“髪の毛のように細い”という意味のカッペリーニは、日本のそうめんにも近い感覚で、夏が旬のフルーティなトマトや、爽やかなオリーブオイル、バジルの香りともよく馴染み、日本におけるイタリアンの夏メニューでは代表的な一皿といっても過言ではありません。
トマト、オリーブオイル、塩味で、シンプルに素材を愉しむこのパスタに、今回特別にお薦めしたいのが、『シャトー・メルシャン マリコ・ヴィンヤード ソーヴィニヨン・ブラン 2014』。日本最高品質のワインづくりを目指して、メルシャンが長野県上田市丸子地区に自社管理畑として2003年からブドウ栽培を始めた、椀子(マリコ)ヴィンヤードで育んだソーヴィニヨン・ブラン、実はなかなか入手困難で、DRINXでのご紹介も初めてです。
ソーヴィニヨン・ブランの爽やかな柑橘系の香りと、軽やかでありながら豊かな果実味を活かした味わいが、まさにバジルやオリーブオイルのグリーンノートと、トマトの酸味やフルーティな味わいにぴったり寄り添います。ソーヴィニヨン・ブランの個性をまっすぐ表現した白ワイン。カッペリーニもワインも、キリッと冷やしてお愉しみください。

トロピカルフルーツのような香りと、酸味とミネラル感のバランスが良い『安曇野シャルドネ』は、ワイナリーとDRINXだけの限定販売。
日本固有ブドウ品種「甲州」で造られた、きめ細やかな泡だち、爽やかな味わいの『日本のあわ 勝沼甲州』。
さらに、柑橘系のアロマと心地よい酸味とミネラル感の『マリコ・ヴィンヤード ソーヴィニヨン・ブラン』は、今回DRINXで初めてご紹介するレアな逸品。
日本の暑い夏を爽やかに彩る“涼を愉しむ”白ワイン3本の限定詰め合わせ。今年の夏の食卓に、ぜひ!
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【産地】 長野県安曇野地区
【使用品種】 シャルドネ 100%
【発酵】 木桶 及び ステンレスタンク
【育成】 オーク樽
【テイスティングノート】
輝きのある美しい黄色。トップには、パイナップル、マンゴーなどトロピカルフルーツが広がり、その後、樽発酵・育成由来の香ばしいアーモンド、ヴァニラの香りが余韻として捉えられ、また、わずかにハーブのようなニュアンスも感じ取れます。適度なミネラル感とともに爽やかな酸味と果実味とがバランス良く口中に広がります。 【マリアージュ】
スモークサーモンやチーズを使った前菜、夏野菜のバーニャカウダなどと。 -
【産地】 山梨県甲州市勝沼地区
【使用品種】 甲州主体
【発酵】 ステンレスタンク主体
【育成】 ステンレスタンク 及び オーク樽
【テイスティングノート】
輝きのあるゴールド。レモン、ライムなど柑橘系のアロマとともに、白桃、メロン、バナナを連想させるさわやかなエステルが感じられます。きめの細かい泡とともに弾けるような炭酸ガスが口中に広がった後、甲州の果皮に由来する若干の収れん味がアクセントとして現れます。
【マリアージュ】
グリーンサラダ、和食、中華、洋食と種類を選ばずさまざまな料理と。 -
【産地】 長野県上田市 椀子(マリコ)ヴィンヤード
【使用品種】 ソーヴィニヨン・ブラン100%
【発酵】 ステンレスタンク
【育成】 ステンレスタンク
【テイスティングノート】
輝きのある明るい黄色。レモン、グレープフルーツのような柑橘系アロマに加え、パッションフルーツ、マンゴーのようなトロピカルフルーツも感じられます。口中、爽やかな酸味と心地よいミネラル感を捉え、立体的な味わいの層を成してフィニッシュします。
【マリアージュ】
サーモンやフルーツを使ったサラダ、アボカドの冷製スープ、バジル風味のパスタなどと。
そうめん、枝豆、冷や奴…四季のある日本の食卓には、夏の風物詩ともいえる料理がたくさんあります。季節の食材が豊かな日本の夏を思いきり愉しむなら、素材や料理に合わせてワインを選ぶ。そんな大人の夏グルメはいかがでしょうか。
例えば超シンプルなそうめんでさえ、日本には“薬味”という独特の食文化があります。しそ、生姜、茗荷、ごま、おかか、きざみ海苔等々、たった一杯のそうめんを味わうために、山のものから海のものまで、これだけ違った香りや風味の薬味が存在します。いま、世界中で日本料理が注目される所以が、実はこんなところにもあるのです。これにダシの“旨味(=UMAMI)”のバリエーションが加わると、そうめんだけでもその味わいは無限に広がります。
これだけ多彩な風味を、当たり前のことのように愉しむことができる日本人。旬の素材や料理には、繊細なニュアンスをもつ日本ワインを合わせなければもったいない! 特にさっぱりした味わいが好まれる夏の食卓の場合、デリケートな香りや味わいを特長とする日本ワインの個性が、ひときわ鮮やかに際立ちます。
という訳で、7月はシャトー・メルシャンのワインの中でも、ひときわ夏によく合う白ワインと、夏になれば無性に食べたくなる冷製料理のマリアージュをご提案します。ぜひとも今年の夏の食卓でお試しください。
まずは夏の食卓に、最も出現頻度の高いメニューの一つ“冷や奴”。お好みの薬味を添えて、淡白ながら大豆の旨みと栄養もたっぷり、夏バテ対策にも好ましいとされる日本が誇る伝統食。何より火を使わず、そのまま食卓に出せる簡単さも夏メニューのポイントです。
ワインで夏といえば、まず思い浮かぶのがスパークリングワイン。それもとびきり爽快でドライなタイプなら言うことなし! そこで、ここでは冷や奴のお供に、『日本のあわ 勝沼甲州』をお薦めします。そもそもスパークリングワインは、料理を選ばずどんなメニューにもよく合うことが特長とされていますが、ここでは敢えて日本の固有品種「甲州」でつくった「あわ」を選んでみました。
爽やかさの中にも、柑橘系の香りとほんのり心地よい苦みをもつ甲州、心地よい泡立ちと相まって、キリッと冴えた飲み口となり、冷や奴の爽やかさをより一層引き立てます。どんな薬味を合わせても、心地よい複雑味をもつ甲州の「あわ」なら相性抜群。日本の夏には欠かせない『日本のあわ 勝沼甲州』。パラパラっと塩をふった枝豆にもグッドです!
“秋なすは嫁に食わすな”とよく言われますが、焼きなすは毎日でも食べたくなる、日本の夏の風物詩。実はなすは夏野菜の代表的な存在、まさに7月頃から市場に出回るものが旬と言われています。
なすをそのまま焼いて、生姜や茗荷、青ねぎ、おかかなどを薬味に、醤油で食べる最もシンプルな“焼きなす”から、焼きなすを醤油やみりんを合わせたつけだれ(簡単にめんつゆで代用可)につけて味を含める“焼き浸し”、さらにはなすを素揚げして味を含める“揚げ浸し”など、同じなすでも愉しみ方は多彩です。冷めていく内に、なすの実や繊維にどんどん味が浸み込み、ワインでいう“凝縮味”のような豊かな味わいになるのが、焼きなすならではの大きな魅力。シンプルなのに実は結構奥深い、大人の味わいなのです。
そんな大人の味に合わせたいのが、『シャトー・メルシャン 安曇野シャルドネ 2015』。心地よい樽の香りが、香ばしい焼きなすにジャストミート。シャルドネ特有の爽やかな酸とミネラル感が、爽やかにして味がしっかり染み込んだ焼きなすと夏色のハーモニーを奏でます。『安曇野シャルドネ』同様、焼きなすもちょっと冷やして大人の粋をお愉しみください。
夏の食卓、最後に洋食の一皿、みんな大好きなパスタの中でも、特に人気の高い定番メニューが“冷製トマトのカッペリーニ”。イタリア語で“髪の毛のように細い”という意味のカッペリーニは、日本のそうめんにも近い感覚で、夏が旬のフルーティなトマトや、爽やかなオリーブオイル、バジルの香りともよく馴染み、日本におけるイタリアンの夏メニューでは代表的な一皿といっても過言ではありません。
トマト、オリーブオイル、塩味で、シンプルに素材を愉しむこのパスタに、今回特別にお薦めしたいのが、『シャトー・メルシャン マリコ・ヴィンヤード ソーヴィニヨン・ブラン 2014』。日本最高品質のワインづくりを目指して、メルシャンが長野県上田市丸子地区に自社管理畑として2003年からブドウ栽培を始めた、椀子(マリコ)ヴィンヤードで育んだソーヴィニヨン・ブラン、実はなかなか入手困難で、DRINXでのご紹介も初めてです。
ソーヴィニヨン・ブランの爽やかな柑橘系の香りと、軽やかでありながら豊かな果実味を活かした味わいが、まさにバジルやオリーブオイルのグリーンノートと、トマトの酸味やフルーティな味わいにぴったり寄り添います。ソーヴィニヨン・ブランの個性をまっすぐ表現した白ワイン。カッペリーニもワインも、キリッと冷やしてお愉しみください。
トロピカルフルーツのような香りと、酸味とミネラル感のバランスが良い『安曇野シャルドネ』は、ワイナリーとDRINXだけの限定販売。
日本固有ブドウ品種「甲州」で造られた、きめ細やかな泡だち、爽やかな味わいの『日本のあわ 勝沼甲州』。
さらに、柑橘系のアロマと心地よい酸味とミネラル感の『マリコ・ヴィンヤード ソーヴィニヨン・ブラン』は、今回DRINXで初めてご紹介するレアな逸品。
日本の暑い夏を爽やかに彩る“涼を愉しむ”白ワイン3本の限定詰め合わせ。今年の夏の食卓に、ぜひ!
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【産地】 長野県安曇野地区
【使用品種】 シャルドネ 100%
【発酵】 木桶 及び ステンレスタンク
【育成】 オーク樽
【テイスティングノート】
輝きのある美しい黄色。トップには、パイナップル、マンゴーなどトロピカルフルーツが広がり、その後、樽発酵・育成由来の香ばしいアーモンド、ヴァニラの香りが余韻として捉えられ、また、わずかにハーブのようなニュアンスも感じ取れます。適度なミネラル感とともに爽やかな酸味と果実味とがバランス良く口中に広がります。
【マリアージュ】
スモークサーモンやチーズを使った前菜、夏野菜のバーニャカウダなどと。
【産地】 山梨県甲州市勝沼地区
【使用品種】 甲州主体
【発酵】 ステンレスタンク主体
【育成】 ステンレスタンク 及び オーク樽
【テイスティングノート】
輝きのあるゴールド。レモン、ライムなど柑橘系のアロマとともに、白桃、メロン、バナナを連想させるさわやかなエステルが感じられます。きめの細かい泡とともに弾けるような炭酸ガスが口中に広がった後、甲州の果皮に由来する若干の収れん味がアクセントとして現れます。
【マリアージュ】
グリーンサラダ、和食、中華、洋食と種類を選ばずさまざまな料理と。
【産地】 長野県上田市 椀子(マリコ)ヴィンヤード
【使用品種】 ソーヴィニヨン・ブラン100%
【発酵】 ステンレスタンク
【育成】 ステンレスタンク
【テイスティングノート】
輝きのある明るい黄色。レモン、グレープフルーツのような柑橘系アロマに加え、パッションフルーツ、マンゴーのようなトロピカルフルーツも感じられます。口中、爽やかな酸味と心地よいミネラル感を捉え、立体的な味わいの層を成してフィニッシュします。
【マリアージュ】
サーモンやフルーツを使ったサラダ、アボカドの冷製スープ、バジル風味のパスタなどと。