知って、好きになって、話したくなる。ビール愛溢れる講師が紡ぐ、バラエティ豊かなビールセミナー

2019.05.09

「キリンビールセミナーは、"私が一番楽しんじゃってる場"です。お客さまよりも私の方が楽しんでしまっています。」そう無邪気に語るのは、毎回満席が続くほど人気のキリンビールセミナーの講師、草野裕美。

コミュニケーションを通して人の気持ちが動くのが嬉しいという彼女。今回は、そんな草野が講師になったきっかけから、ビールへの愛、ビールセミナーへの想いやこだわりについて聞きました。


プロフィール

草野 裕美(くさの ひろみ)

キリンアンドコミュニケーションズ株式会社 ブルワリーツアー事業部 ビールセミナー講師。
キリンビール横浜工場をメインに開催している「キリンビールセミナー」で、講師としてさまざまな視点で“ビールの楽しみ方・魅力”を伝えている。


初心者からビール好きまで。幅広い方が楽しめる、バラエティ豊かなビールセミナー

―キリンビールセミナーには、どんな講座があるのでしょうか?

草野:全部で9種類の講座があり、キリンビール横浜工場で開催しています。もともとビールが大好きな方から、ふだんはあまり飲まないけど流行りのクラフトビールについてちょっと知りたいという方まで、幅広い方が楽しめるようにさまざまな切り口の講座をご用意しています。10種類以上もテイスティングができる世界のビールを知る講座や、ビールとスイーツのペアリングを楽しむ講座などが人気です。

―9種類のセミナーの中で、特に思い入れのある講座はありますか?

草野:自分の好みの味わいを探る「ビールの味わい実感講座」ですね。5種類くらいのビールをテイスティングしながら、なぜ味わいに違いがでるのかを学んでいきます。ビール初心者の方にオススメの講座です。

この講座では、テイスティングしているお客さまに「このビールの味わい、どう感じますか?」と私が聞いて回り、お客さま自身でビールの味わいを言葉にしていくのですが、ふだん飲んでいるビールを改めてじっくり飲んでその味わいを言葉にすることで、自分がどんなビールを好きなのかを発見できるんですね。

自分の好みを言葉にできれば誰かと話して共有することもできますし、誰かとの会話から好みのビールと出会うこともあるかもしれないですよね。そういう風にビールと向き合って好きになっていってもらえるような場にいられることが、とても嬉しいです。

講師になったきっかけは、お客さまにビールの魅力を教えてもらったこと

―草野さんは、昔からビールに詳しかったのですか?

草野:ビールを飲むのは好きでしたが、ただおいしいから飲むという感じで、今みたいな興味はありませんでした。でも以前キリンのお客さま相談室を担当していて、お客さまの“ビールへの熱い想い”を聞くうちに、その理由を知りたくなったんです。
それで自分からビールについて調べるようになりました。ビールのつくり方や歴史などを勉強して知れば知るほど、どんどん新しい興味が沸いてきて、気付いたらビールがすごく好きになっていました。

―そこからビールセミナーの講師を目指そうと考えたのはなぜですか?

草野:私はコミュニケーションを通して人の反応を見るのが好きなんです。お客さま相談室を担当していたのもそれが理由。お客さまの気持ちを想像しながら会話をし続けてきましたし、会話によって相手の反応が変わるのが嬉しくて。そして、そういった“声のコミュニケーション”から、今度は自分が好きになったビールを通してお客さまの反応を直接見てみたいと思い、ビールセミナーの講師を志しました。

自分が足を運んで目で見た話の方が、私もお客さまも楽しい

―ビールセミナーの講師を務めていく中で苦労などもありましたか?

草野:私が講師になるまでは男性が講師を担当していたので、女性が講師をやることに対して昔からのセミナーファンから「大丈夫か」という不安の声もありました。だから、ビールの勉強をとにかくしました。ビール好きで詳しい人にも新しい発見があるように、実際にブルワリーに足を運んでブルワーさんから教えてもらったり、ビールに関する情報を逐一収集したりして、自分の話に説得力を持たせることに注力しました。そうしていくうちに、徐々に信頼をおいてもらえるようになりました。

とはいえ、知識の話ばかりになってしまうとお客さまの反応も鈍っていくんですね。私自身が実際に体験して楽しかったことを素直に話した方がお客さまに楽しんでもらえる。そういうことも講師をやりながら気付いたことです。

―普段からブルワリーには足を運んでいるのですか?

草野:そうですね、セミナーで紹介するブルワリーには、なるべく自分で足を運んでいます。アンケートの結果を見てみても、一番お客さまが喜んでくださるところはそういった実体験の話です。ネットで何でも情報が手に入る時代だからこそ、知識だけじゃなくて、自分が足を運んで目で見たことを伝えるというのが大事だと思っています。

出張版のセミナーを通して触れた、これからのビールセミナーの可能性

2019.3.22にユーザベース社にて開催された、出張版のセミナーの様子。

―ブルワリーと言えば、“クラフトビール”をテーマにしたセミナーもあるんですよね。どんなセミナーなのでしょうか?

草野:「キリンの考えるクラフトビールの楽しさ実感講座」という講座で、ビールの成り立ちから歴史を紐解き、クラフトビールが定着していく過程をご紹介しています。10種類以上のビールをテイスティングできる人気の講座です。私が大好きなブルワリーのビールもご紹介しているので、こちらもテンションが上がってしまいますね(笑)。

―先日、その講座の出張版をユーザベースさんで開催されたそうですが、いつもと違う点や発見はありましたか?

草野:普段のお客さまよりも若い年齢層だったので不安はありましたが、いつも以上に質問の手があがったり、ビールのこだわりを聞けたりして、まだまだ若い方もビールが好きなんだな、と安心しました。

そして気軽に楽しむのが上手だなって思いました。こちらの世界にすっと入ってきてくれるというか。私も変に気負わずに楽しむことができました。

草野:あとは、話しかけてくれる方が多いのが意外でした。これからのキリンやブルワリーについて聞いてくる方もいれば、おじいちゃんとのビールのエピソードを話してくれる方もいたり。初めて会った私に、フランクに語りかけてくれるのが面白くて。純粋にビールが好きで来てくれている方たちなんだなという印象を受けましたね。

こういった出張のイベントは初めてでしたが、これからも今回のように、色々なところに出向いて、ビールが好きな人たちに会って、“その人にとってのビール”を聞いていきたいです。

お客さまよりも自分が一番楽しんでいる、そんな大好きな場所で、ビールの魅力を伝えていきたい。

―これからビールセミナーに参加される方に、メッセージをどうぞ。

草野:とにかくビールを好きになって欲しいです。ビールセミナーに参加したことがきっかけで、その人の生活に“ビールが取り込まれた話”を聞くのが、何よりも嬉しいんですよね。例えば、ご夫婦でビールセミナーに参加したことがきっかけで、旦那さんの海外出張のお土産が現地のビールになり、出張から帰って奥さんと乾杯するのがふたりの楽しみになったというエピソード。そんな話をもっともっと聞いていきたいです。

―最後に、草野さんにとってのビールセミナーとは何か、聞かせてください。

草野:“私が一番楽しんじゃってる場”ですね。お客さまよりも多分私の方が楽しんでいます。ビールが好きという同じ想いを持っている人たちに会える、素敵な場所。この素敵な場がずっと続いていくといいなと思っています。

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