音楽とウイスキーと青空と
2018.06.21
音楽、ワークショップ、キャンプなど、楽しいアクティビティが盛りだくさんで、今や世代を超えた一大エンターテイメントとなった野外フェスティバル。参加者の層が広がっていくのに伴って、各地で多種多様なフェスが開催されています。野外フェスで愉しむお酒というと、真っ先にビールを思い浮かべる方も多いかもしれません。けれども実は、野外でじっくり音楽に浸る時間にはウイスキーがぴったりなのです。その魅力を探るべく、アコースティックサウンドを主体としたフェス「ACO CHiLL CAMP 2018」に伺いました。
富士山のふもとでアコースティックサウンドに包まれる
今回取材に伺ったのは、5月19日と20日の2日間にわたって静岡県の「富士山 樹空の森」で開催された「ACO CHiLL CAMP 2018」。その名の通り、アコースティックなサウンドに包まれながら、のんびりとチルアウトすることをテーマにした音楽フェスです。
実はこのイベント、キリンのウイスキー「富士山麓」が特別協賛しています。富士山のふもとで愉しむウイスキーは、ゆったりしたサウンドと相まって、とても心地いい時間を演出してくれるのです。
当日は心配されていた雨もあがり、会場全体を爽やかな初夏の風が吹き抜けた今年の「ACO CHiLL CAMP」。メイン会場となるACO CHiLL STAGEの前には、青々とした美しい芝生が広がっており、手をつないでライブの開演を待ちわびているカップルや、輪になって寝転んでいる家族、裸足で駆け回る子どもなど、来場者の方々は思い思いの時間を過ごしていました。
フェスとウイスキーの心地いい親和性
ACO CHiLL STAGEの後方には、おいしいウイスキーが味わえる「FUJI GOTEMBAR」が登場。“熟成のピーク(マチュレーションピーク)”をキーコンセプトにした「富士山麓 Signature Blend」と、“樽出し原酒の味わいをそのままに”というコンセプトを掲げた「富士山麓 樽熟原酒50°」が販売され、開放感いっぱいの大自然の中でウイスキーを味わうことが出来ました。
これらはいずれも、富士山のふもとにある「富士御殿場蒸溜所」で熟成された、富士山の天然水を用いたウイスキー。
“黒蜜のような濃厚でまろやか、そして円熟味が感じられる味わい”が特長の「富士山麓 Signature Blend」はストレートかロックでじっくりと、“青リンゴのような爽やかさやアタックの強さがあり、生き生きした味わい”が特長の「富士山麓 樽熟原酒50°」なら、ハイボールがオススメ。
さまざまな飲み方が愉しめるのは、ウイスキーならではの魅力とも言えます。歩き疲れて喉が乾いたら爽快感のあるハイボール、椅子に座って音楽を聴きながらゆっくり味わうならロックというように、シーンに合わせて自由に飲み方が変えられるウイスキーは、フェスとの相性がとてもいいお酒なのです。
時間を豊かにしてくれるウイスキーの魅力
「ACO CHiLL CAMP」では、メインステージのライブ以外にも、ランタンやヘアゴムを作るクラフトワークショップや、サーカス団のパフォーマンスショー、サッカー教室など、体験型プログラムも盛りだくさん。とくに親子で楽しめるイベントが充実しており、たくさんのファミリーで賑わっていました。
日差しの強い日中は、爽快感のあるハイボールがよく似合います。実際に、多くの来場者がハイボールを片手に音楽に身をゆだねていました。
お子さんも一緒によく遊びに出かけるというご家族にお話を伺うと、「いつもフェスではビールを飲むことが多いのですが、なるべく地元のものを味わいたいので、今日は富士山の近くだし富士山麓を飲もうかなと思って。香りが華やかで明るい気持ちになります!」とのこと。
芝生に腰をおろしてじっくりと音楽に浸るなら、ぜひともロックを試してみてください。ゆるやかなアコースティックサウンドに身をゆだねて体を揺らしながら、ゆっくりとグラスを傾ける……刻々と変わっていく空の色と、氷が融けるごとに少しずつ変化していくウイスキーの味わいのマッチングは、まさにアウトドアならではの贅沢です。
会場全体の雰囲気を自由気ままに愉しみたいなら、スキットルボトルにウイスキーを入れて持ち歩くのがオススメ。身軽に持ち運べるので、いつでもどこでも気軽にウイスキーを愉しむことができますよ。
ウイスキーを思い思いに愉しんでいる来場者は、みなさんリラックスしたいい表情を浮かべていました。アウトドアでもたくさんの魅力を発揮してくれるウイスキーは、飲む人の時間を豊かにしてくれるお酒なのかもしれません。
火を眺めならグラスを傾ける贅沢な時間
日が暮れると、キャンプサイトにはオレンジ色の暖かな火が揺らめき、パチパチという音が響き始めました。あちこちから立ち上る煙に紛れて、いい匂いが漂ってきます。
そんな中、数家族で遊びに来ていたグループのテーブルで、ウイスキーのボトルを発見。メンバーの一人が、「やっぱり外でバーベキューをしながらの一杯は格別ですね!」と、ハイボールを片手に語ってくれました。
炭火で焼いた肉や野菜のおいしさを、芳醇な味わいのウイスキーがグッと引き立ててくれるので、バーベキューもより一層味わい深いものになります。
焚き火を囲んでウイスキーを愉しんでいたご夫婦からは、「火を見ながらお酒を飲むのが好きなんです。腰を据えてじっくり飲みたいので、ウイスキーのロックがいいんですよ」という声も。火に照らされて、透明なグラスの中で美しい琥珀色に輝くウイスキーは、まるで宝石のようにも見えます。
これからは、まさに夏フェスシーズン真っ盛り。アコースティックサウンドだけでなく、ロックやジャズなど、自分の好きな音楽に浸りながらウイスキーを愉しんでみてはいかがですか?
フェスでなくても、ふらっとウイスキーを外に連れ出して、開放的な空間で音楽とウイスキーを愉しむ、そんな週末も素敵です。
外で音楽に身をゆだねながらゆっくりとウイスキーを味わう、贅沢な時間。
きっと今まで以上に、ウイスキーがおいしく感じられるはずです。